カンヌにも正式出品!「寝ても覚めても」

心をかき乱し、恋愛観を揺さぶる「大人の恋愛映画」

東京。サラリーマンの亮平は、会社にコーヒーを届けに来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも惹かれていく朝子。ふたりは仲を深めていくが、朝子には亮平に告げられない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだった。
人はなぜ人を愛するのか?その人の何に惹かれ、なぜその人でなくてはならないのかー?傷つけ、傷つきながらも、誰かを愛さずにはいられない。まっすぐな想いが引き起こす衝撃の展開に、観る者は共感、時に反感さえ覚える作品となっています。

今回、監督「濱口竜介」と主演「東出昌大」さんに作品についてお聞きしました。

お二人にとってラストシーンはどういった物語で終わっているのですか?

監督:ラストカットが全てっていうところがありますね。ラストカットに映っているものが結論めいたものには見えないのかもしれないということはわかるのですけれども、それが大事というか。あそこで終わることによって、観客の方の人生や恋愛に対して想っていることとかがググッと映画に流れ込むのではないかと思っています。あとはtofubeats(トーフビーツ)さんの作ってくれたエンディング曲。本当にこの曲で終われて良かったなと思っています。

東出:東出自身の恋愛観でしか語れないのですけれども、僕が見終わって思ったのは本当にtofubeats(トーフビーツ)さんの歌詞のように、増水もすれば減水もするし急流もあれば緩水もあって、でも流れ続けているものが恋愛であり、人生なんだなと思いました。刹那に感じることに対する寂しさもあれば、それでいて刹那だからこその幸せもあるって思うんです。でも基本的にはプラスの感情です(笑)

人の心が繊細に描かれている大人の恋愛映画だと思いますが、作品を作り上げていく上で一番こだわり抜いたものはありますか?

監督:キャスティングはこだわりました。役者さん自身が出てきた時に一番魅力が出ると思っているのですが、役者さんが自分自身を表現するのは非常に難しいことだし、怖いと思うことが絶対あると思うので、役者さんができるだけ邪念なくできるような環境を作ることにこだわりましたね。
時間の制限があるから非常に難しいことですが、協力してくれるスタッフもいたので、そこを考えました。

東出:その時に合ったものを感じることですかね。毎日悔いはないような日々を過ごしていました。帰り道に「今日も良かったな」って思うような。「あれをやれば良かった。これをやれば良かった」と思うこともしばしばあるのですが、『寝ても覚めても』の撮影中は「これでいいんだ」っていう気持ちは自分に対して譲らなかったんだと思います。それだけ120%だったってことなんだと思います。

作品紹介:
第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品『寝ても覚めても』
主演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大和(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
監督:濱口竜介
脚本:田中幸子、濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
主題歌:tofubeats[River](unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン)
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作実行委員会/COMME DES CINEMAS
2018年9月1日(土)よりミッドランドスクエアシネマほかにてロードショー

 

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